凹んだ畳!

 今回は待ちに待ったお引渡しの日の事です。

 最初にお祓いをしたいとお客様からお話がありましたので、お引渡しの手続きは後にして神主さんにお祓いをしていただきました。
 和室に椅子を置いて熱心にお祈りをされています。なかなか終わりません。・・・・・やっと終わったのでお引渡しの手続きを始めました。・・・・・

 手続きが終わるとお客様から「河野さん畳に椅子の後が残ってしまったのですが、時間が経てば消えますか?」「そうですね、時間が経てばある程度もどって来るとおもいますが完全には難しいかもしれません。」「そうなんですか。」「もし気になるようでしたら連絡して下さい。裏技がありますから目立たないようにはなりますよ。」「えっ!そんなのがあるんですか!それでしたら、その時は連絡させて頂きます。」・・・・・・・

ここでワンポイント!最近では縁なし畳(木織畳)を使う事が多くなっております。い草畳に比べて値段は約二倍、しかし耐久性も二倍から三倍ありますが、普通の畳と同じように小さな面積に荷重がかかりますと後が残ります。ですから机や椅子などを置く場合には足の下に保護材や板などを敷くと後が残るのを防ぐ事が出来ます。(高価な畳なので大切に使いましょう。)

 暫くして「河野さんやっぱり元には戻りませんでした。」と連絡がありました。

 さっそく裏技の出番です。と言っても簡単なんですが、畳にスチームアイロンをかけます。すると・・・すっかり元どおりになりました。この方法は無垢材のフロアーにも使えますので、覚えておくと便利です。

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この記事の著者

m-kawano1265

河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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