宮崎の住宅診断実例。増築部分の屋根が危ない!

こんにちは宮崎県で一番最初の住宅診断士、河野です。(公認ホームインスペクター 既存住宅状況調査技術者)

増築部分は弱点になります。

増築をする場合に増築部分の屋根は本体の屋根に差し込むように葺くことが多くなります。

その場合に勾配があまり取れないために鋼板葺きになります。瓦やコロニアルで葺くと勾配が緩く雨が漏る為です。

しかし、そうした増築部分の雨漏れが後を絶ちません!

理由その1

本体屋根に差し込んだ増築部分の継ぎ目に手が入ら無いので防水処理が甘くなりやすいことにあります。
コーキング処理も細部まで届かないので不十分です。
普通の雨では漏りませんが、台風のような強風をともなう雨には非常にもろい面があります。

理由その2

本体の建物に使っている木材は時間の経過とともに乾燥して安定しています。
しかし増築部分の木材は新しく乾燥が不十分で安定していません。
従って接合部が変形しやすく割れたり歪んだり隙間が空いたりします。
そのため接合部が弱点になりやすいのです。

理由その3

金属製屋根の場合に築年数の古いものはカラー鋼板葺きも多く錆が発生した場合に
腐食が進みやすいです。特に壁の取り合いや軒先部分は腐食が早く進みます。

経年劣化で板金の継ぎ目部分が外れ開いて来るので雨が侵入してきます。
また釘で止めている場合に釘穴から雨が入いる場合があります。

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この記事の著者

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河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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