住宅診断実例。売れなかった中古住宅!

こんにちは宮崎県で一番最初の住宅診断士河野です。
(公認ホームインスペクター 既存住宅状況調査技術者)

白蟻食害編

今までの住宅診断で床組みの白蟻食害の実例は数例ありますが、主要構造材が白蟻食害にあっている例は今までありませんでした。
一階部分の梁を延ばして外部階段の支えに使っているために雨ざらしの状態です。
そこに白蟻が入って階段を支える部分から一階内部の梁まで食害が及んでいます。
建物の耐久性は大きく落ちて、寿命も長くないと思われます。
建物本体は丸太組みの立派な建物で少しもったいない気がします。

報告書には、ありのままを記載して報告しました。
二週間後に同じ建物で別の不動産会社から住宅診断の依頼がありました。
この建物を検討されていたお客様は購入することを見送ったようです。
主要構造体、つまり梁や柱のなど建物を支える構造体に白蟻の食害があると素人には判断が難しい。
手を出さないで正解だと思います。

白蟻の被害状況を詳細に調べて、修理を行いますが一体いくらかかるのか?はっきりはわかりません。
詳細に調査して他の部分にも白蟻が進行している可能性もあります。
何とか建物を生かせる方法は無いかと聞かれましたが外部階段は撤去して新造の必要があり
白蟻駆除及び梁の交換など大きな手間と費用が掛かりますと説明しました。

中古住宅を購入する場合は住宅診断を受けましょう。お問合せ☎080-5219-4310

この記事の著者

m-kawano1265

河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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