住宅診断実例。手抜き工事!

こんにちは宮崎県で一番最初の住宅診断士 河野です。(公認ホームインスペクター 既存住宅状況調査技術者)

手抜き工事編

三階建てのアパートの住宅診断の実例です。
診断の前に図面を見て建物の仕上・構造体の確認をします。
施主様が一番懸念されていたのがアスベストを使用しているのではないか?と言うことでした。
図面を確認すると鉄骨の構造体にアスベストを吹き付ける仕様になっていました。
外部通路の点検口・室内の点検口から構造体を確認するとアスベストの吹付はされていませんでした。

アスベストは2006年(平成18年)9月1日より製造・輸入・譲渡・提供・仕様が禁止されました。
建物はそれより古い時期に建てられた建物です。当然図面通りに施工しなくてはいけません。

あきらかに図面と違う施工をしていて、これは手抜き工事です。
アスベスト吹付をせずに施工費を浮かせたものと思われます。
結果的にはアスベストを使っていない為に解体時に特別な養生をしなくて済みます。
解体費用がぜんぜん違って来ますので、お施主様は手抜き工事を逆に喜んでいました。

お問合せ☎080-5219-4310

この記事の著者

m-kawano1265

河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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