住宅のお役立ち情報。シックハウスって何?

 

シックハウスって何?

宮崎の住宅診断士、河野です。(公認ホームインスペクター  既存住宅状況調査技術者)

シックハウスというのは文字通り「病気の家」ですが、もともとはシックビルディングという言葉があって、

それを住宅にあてたものです。

 

シックハウスと化学物質過敏症

アメリカではオイルショックのときにビルの空調の換気量を極端に減らしました。

ところがそれが原因で室内のホルムアルデヒドを代表とする化学物質の濃度が高まって、具合を崩す人が多くでました。

目眩、吐き気、頭痛、息切れ、咳、疲労感、喉の刺激などの症状ですが、

そのような症状が出るビルを当時シックビルディングと呼んだのです。

結局、換気量をまた元に戻して解決しました。

しかし、10年ほど前から日本でも化学物質濃度の高い建物や住宅が問題になって、

シックハウスという言葉がつくられました。

この言葉は日本で作られたもので、日本でしか使われていません。

また、もっと症状が重症なものに「化学物質過敏症」があります。

普通の人では感じることのできない、

ほんの微量の化学物質にも反応してしまうこの症状は、

生活全般で支障を起こすとても辛いものになっています。

この記事の著者

m-kawano1265

河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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