宮崎住宅診断実例!怖いコーキングの増し打ち。

こんにちは宮崎県で一番最初の住宅士 河野です。
お客様の話によると今年の5月に外壁の塗替えを行ったそうです。
今日の点検では約5ヶ月塗装から時間が経過しています。
外壁塗装の見積りは外壁塗装一式で詳細の記載は無かったそうです。

塗装のお見積りで一番重要なのはコーキングが打替えなのか?打ち増しなのか?なんです。
打替えとは一度コーキングを全部撤去して新しいコーキングを打ちます。
打ち増しとは古いコーキングの上からコーキングを打って、上から塗装を掛ければ素人にはわかりません。
もちろん、サッシ廻りなど撤去が難しい部分は打ち増しになりますが、それは見積書に記載しなければなりません。

打替えをせずに打ち増しによる塗装を行った場合は早ければ5ヵ月でコーキングに亀裂が入って来ます。
安い塗装工事をする場合は特にコーキングの打替えを行っているかいないかです。
打替えを行ったコーキングは約15年持ちます。打替えをせずに打ち増しでコーキングを行った場合は約2~3年でダメになります。
2~3年後にまた足場を掛けてコーキングを打替え無ければなりません。
これは安い塗装工事が逆にすごい高い塗装工事に変わってしまいました。

意図的にしているなら、これは詐欺的な犯罪行為に他なりません。
写真の事例は塗装工事5ヵ月後に破断したコーキングの写真です。

この記事の著者

m-kawano1265

河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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