狙われた窓
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狙われた窓
視線を遮ったまま換気できる事から浴室や洗面所で多く使われるジャロジー窓です。
数枚のガラスの細長い羽根板を組み合わせた窓で、ハンドル操作で開閉させるため通風や換気に優れています。
そんな便利なジャロジー窓ですが、気密性・断熱性は良くありません。省エネ住宅をお考えの方にはあまりお勧めできない窓ですね。
ジャロジー窓は防犯性が低い
最大の問題点は、防犯性能が極めて低いという事です。ガラスを割ろうと思えば簡単に割れますし、ガラスの羽根板をペンチで引っ張れば簡単に抜けます。
以前、神戸で現場監督をしていた時に建売モデルハウスを3棟並びで建てた事がありました。
立地条件も良かったのですぐに売れたのですが、しばらくしてから3軒のお客様から同時に「窓を修理して欲しい」と連絡が入りました。
どうやら洗面所のジャロジー窓を壊して空巣が侵入したみたいです。急いで現場に向かうとジャロジー窓のガラスの羽根板が見事に外してありました。
実際に1分もあれば人が入る大きさにガラスを外す事が出来るそうです。
この事件以来、ジャロジー窓はお勧めしないようにしています。
最近は物騒な事件が多くなっているので家族の安全が大事です。
気密性・防犯性・断熱性は上げ下げ窓やすべり出し窓の方が優れていますのでこちらがお勧めです。
また面格子を付けても防犯効果があります。
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