ライフサイクルコスト
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こんにちは、住宅のコストとは一体何を指して言うのでしょうか?
一般的には新築時の建築費だけで捉えますが、正しくはそのコストを寿命で割ったもので判断しなければなりません。
坪25万円×40坪=1000万円の家は、坪50万円×40坪=2000万円の半分の安さですが、その寿命が20年(前者)と40年(後者)なら、両方のコストは同じだと言えるのです。
新築時の建設費にメンテナンスの費用を加えたものを寿命で割ったものがライフ・サイクル・コストというもの、住宅の価格はこのライフ・サイクル・コスト(LC)で判断されなければなりません。
不景気になりますと、住宅の低価格化が活発になり価格合戦になります。安くて良い住宅ならいいのですが、過去の様々な事例と経験から考えると住宅の低寿命・低性能を招くおそれが大きいと私は思います。
地球温暖化対策の為、二酸化炭素を減らす世の中へ大きく変わろうといています。住宅はこれから長期優良住宅にシフトして行くでしょう!つまり省エネルギー・高耐久の時代です。
ローコスト住宅は安くてお求めやすいかもしれませんが、すぐに時代遅れの住宅になる可能性が大きいので、賢い皆様は物事の本質をよく見極めてから購入される事をお勧めいたします。
例えば、軒を短くするローコストの方法がありますが、家の寿命は約5年短くなるそうです。そして、その5年を借家で過ごすとすれば家賃5万円で5万円×12ヶ月×5年=300万円となります。ライフ・サイクル・コストで考えると損ですよね。
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