宮崎住宅診断。屋根断熱の事例。

こんにちは宮崎県で一番最初の住宅診断士河野です。

住宅診断で小屋裏の検査をした場合の注意点です。
図面では天井断熱の仕様になっていましたが、実際に天井裏を検査すると屋根断熱でした。
天井断熱は天井に断熱材を入れる工法で、屋根断熱は屋根面に断熱材を入れる工法です。

天井断熱の場合は普通に屋根部分の壁や軒裏面に換気口を設ければ済みますが、
屋根断熱の場合は少し複雑になります。

屋根断熱は屋根と断熱材の間に通気層を設けるのが正しい施工です。
しかし、通気層を設けていないケースも多く、換気口を設けてはいけない部分に換気口があるケースもあります。

屋根断熱の場合は屋根に断熱材を入れるので、止め方が良くないと落下する恐れが出てきます。
今回は見事に断熱材が落下して、通気層も設けてないケースですね。
通気層を設けないと結露の恐れが出てきます。また熱気の排出が出来ないので断熱効果が十分発揮されません。

この記事の著者

m-kawano1265

河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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