爆発したキッチン

今回も一本の電話から事件は始まります。

 今回は記事にしないでおこうか?と正直迷ったのですが、このような情報の方が多くのお客様にお役に立てていただけるのでは思いブログに書きました。

 お引渡しの時に住宅設備の取り扱い説明を使用した全てのメーカーに来てもらって行っています。ラジエントヒーターの説明をキッチンメーカーの担当者が行いましたが、もっと詳しい説明が聞きたいとのご希望がありました。

そこでラジエントヒーターのメーカー(福岡)から後日来てもらって説明をしてもらったのです。
さて、これが事件の発端です。取り扱い説明のあとに間違った使い方をお客様に伝えていたのです。

「河野さん大変です!キッチンが割れてしまいました。」「ええ・・・・どうしてそんな事に!」
内容はこうです。「料理をした熱い鍋をそのままコンロの上に置いておくと故障の原因になるので、キッチンの天板の上に置いて下さい。」「鍋の下に何か敷いた方が良いですよね?」「いえ、そのまま置いてください。」???言われたように鍋を置くと「バーン」

★人工大理石のキッチンカウンターの上に熱い物を置くのは間違いです。(180℃までは大丈夫ですが、小さな傷や気泡があると熱い物をのせると割れることがあります。メーカー確認済)変色する可能性も大きいので熱い物は絶対にのせないで下さい。

★熱い鍋をそのままコンロの上に置いても故障はしません。(メーカー確認済どうしてそんな説明をしたのかわかりません?)

◎多くの取り扱い説明をするメーカーの人は実際にその商品を使って生活していません。データーや思い込みで間違った説明をする事がありますので注意が必要です。今回は間違った説明をしたメーカーに無償で修理してもらいました。お電話を頂いた時に、真っ先に思ったのは無償で元に戻す事でした。子供さんが鍋を置いたので責任を感じて部屋から出てこないと聞いていたからです。

この記事の著者

m-kawano1265

河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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