車が塀に突っ込んだ。

今日もまた一本の電話から物語は始まります。

「河野さん大変なんです。塀に車が突っ込んだんですが、修理の見積りとかお願いできますか?」「わかりました。これから確認に伺います。」・・・・

「結構はげしくぶつかりましたね。運転手は怪我とかしませんでしたか?」「はい、大丈夫でした。」「それは良かったですね。」「ところで河野さん修理は運転手の保険で直すのですが、私たちでは良くわからないので保険会社との話をお願いしてもよろしいですか?」「はい、良いですよ。それで確認をしておきたい事があるのですが?」「なんですか?」「保険会社は壊れた部分しか修理を認めませんので、部分的に修理しても色が揃いませんから修理した所がまるわかりになって見た目が良くありません。」「えっ!そうなんですか?」「はい。そこで全部の塗りかえは認めてもらえませんが、この角からそっちの角まで塗り替えれば色が多少違っても目立ちませんので、この修理内容で保険会社と話を進めようと思いますがよろしいでしょうか?」 「はい、それで構いません。」「それではさっそく外構業者を呼んで見積りの作業に入らせていただきます。」・・・・・・・

 保険会社と現場での立会打合せです。見積書を提示して修理内容と範囲の説明をしました。・・・予想通り壊れた部分のみの修理しか認められないと言われます。・・・「修理した事がまるわかりのかっこ悪い修理では施主様が納得されませんよ!本来ならば全部塗り変えないと色が揃いませんが、ここからここまで塗り直せば目立ちませんし費用もわずかな追加で済みます。施主様の了解も頂いておりますのでこの案でいかがですか?」「わかりました。河野さんの案で行きましょう。」・・・・「ありがとうございます。さっそく工事の手配に入らせて頂きます。」・・・・・

 ★今日のポイント・・・塗装の塗りかえをする場合にどんなに頑張っても前の色と同じにする事は出来ないという事です。そのために広範囲の塗りかえが必要な場合がありますので注意が必要です。

この記事の著者

m-kawano1265

河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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