トイレの床に染みが出来た。

 

トイレの床に染みが出来た。

トイレの床に木製フロアーを使いたいお客様もいらっしゃるかと思いますがちょっと待って下さい。

 木製フロアーは水が弱点になっています、表面は水に強くても継目に水がしみ込むと黒く変色したり、フロアーの表面が剥がれたりしますので注意が必要です。

 トイレの床をフロアー仕上げにしたお客様から「トイレの床が黒ずんで来たので水漏れではないか?」というクレームが届きました。

 便器を外して詳しく調べてみましたが配管には異常がありません。しかしトイレのまわりには、はっきりと黒いシミが出来ています。

 このシミが出来るほどの水はどこから来たのでしょうか?

 トイレのメーカーに問い合わせてみると、水道水が冷たいと気温が高い時に便器の内部が結露を起こしているのではないかと説明されました。(コップに冷たいビールを注いだ時に水滴が付くのと同じ原理です。)

 水道局で調べてみると水源に浅井戸を掘って給水している地域なので比較的水温が低い事がわかりました。

 水道水が冷たい地域では便器を選ぶ時に結露防止タイプを選ぶと失敗を防げます。

 私の地域は安心と思っていても条件によっては結露する場合がありますのでトイレには出来るだけ水に強い床材を使いましょう!

この記事の著者

m-kawano1265

河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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