宮崎の住宅診断。知り合いの業者に頼みます。の失敗事例!

 

知り合いの業者に頼みます。の失敗事例!

 こんにちは宮崎の住宅診断士、河野です。(公認ホームインスペクター  既存住宅状況調査技術者)

 いよいよ建物も完成し引き渡しを待つばかりになった。

 これまで何度も現場で確認していただいて、問題のある個所はその都度改善して来ています。

 引き渡し前に行う立会検査も事前に行い、当日は手直し完了の確認だけで済むように準備して来ました。

 

クーラー工事の失敗例

 何の問題もなく楽しい引き渡しになる予定だった!  しかし!!

 引き渡しの当日はお客様の知り合いの電気店がクーラーの取り付け工事に来ていました。

 工事に取り掛かる前に挨拶と図面を渡して注意点などの打ち合わせを行い工事を始めてもらいました。

 立会検査もすぐに終わり。

 お客様と引き渡しの書類手続きを行っていますと、電気工事店の方が「クーラーの取り付け終わりました。」「さすがに丈夫に作っていますね。」「こんなに大きな木が出てきました。」と言ってきました。

 おかしい? 壁の中にそんな木がある訳ない! あわてて取り付け位置と図面を確認すると、どうやら筋かいに穴を開けてしまったようだ。

 重苦しい雰囲気が流れました。これまでどんなに気をつけて家を建てて来たことか!

 今までの苦労が一瞬で水の泡になってしまいました。

 ここでの注意点はお知り合いの業者さんにお願いして、もし施工ミスがあった場合に保証が効かないという事です。

 特に構造や雨漏りに関係する工事をお知り合いの業者さんで頼んだ場合に、十年保証が使えなくなる事もあります。

 この点は施工会社に良く確認をして、保証に影響がないようにしたいものです。 

 建築会社によって施工方法が違うために初めて施工するお知り合いの業者さんは、思わぬ施工ミスをしてしまう事があります。

  出来るだけ大事な工事は建設業者にお任せする方が良いみたいです。

この記事の著者

m-kawano1265

河野 誠

河野住宅クリニック 代表

公認ホームインスペクター(住宅診断士)
2級建築士
宅地建物取引主任者
福祉住環境コーディネーター
住宅ローンアドバイザー
2級電磁波測定士

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